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中国製 BAOFENG     トランシーバ 改造申請     USB接続          スペクトラムアナライザー

BAOFENG製のUV-9R plus 2台、UV-5RA 1台のアマチュア無線の       免許の申請をしました。申請には日本の規格に合致していることを証明せねばなりません。改造申請になります。改造申請は1回に4000円の料金がかかりますが、台数の制限はありません。一度に何台でも申請できます。

そこで、必要となるUSB 接続のスペクトラムアナライザーの登場です。eBayで8,000円で購入しました。               本物のアナライザーは10~50万円もします。          送信電波を分析する機械です。                    送信周波数に対してどのような種類の余分な電波を      発しているか、グラフにして確認します。

いじくってるうちにコンデンサがパンクしてしまいました。入力信号を10dB以下にしないと壊れます。アッテネーターが必要です。

10V 1000μF×2個  Φ8.0 ℓ12.0 側波の信号処理用             3回 25Vに交換しました。

25V 100μF       Φ6.0       ℓ8.0   測定周波数中心処理用   2回交換しました。

 

145MHzを発射し、140MHz~450MHzを測定しました。     3次高調波 145×3=435MHzまで測ります。

 

430MHzを発射し、400MHz~1.3GHzを測定しました。     3次高調波 430×3=1.29GHzまで測ります。

1次波を何とかして-10dBに収めたくいろいろ設定をいじくりました。SAMPLE数と増幅指数を変化させると-10dBに収まってきました。DELLのジャンクPC(1,500円)、OSはWindows7pro 32bitを使用しました。

デュプレクサ3個と144MHz帯バンドパスフィルタ、コモンフィルタ(50Ωの電線をフェライトコアに3回巻き付けただけ×8個)を駆使して高調波を消去しようとしていますが、消えない、が、 しかし、余分なノイズは完全に消し去ることができています。   無線機本体の性能が劣り高調波が出てしまっています。

スプリアス規格をクリアするには、高調波までの差分が-60dB 以上ないと申請が合格しないんです。免許を取ることができないんです。接続方法は、パソコンにUSB接続しました。

取り扱い説明書にはスプリアスの強度がー60dB未満とあります。 申請にあたりこれらのBAOFENGの機械は信ぴょう性がなく、 測定の仕方により申請が失格することがあります。また、保証を発行している会社では、疑義をお持ちで、完全にこれらをクリアする値のデータを提出する必要があります。

どうやら、免許が取れるようです。今年の正月からはじめて、 ほぼ1年がかりでした。途中偏頭痛が5か月近く治らず、測定作業が止まってしまっていました。山に出かけることが出来ず、     高所順応することもなかったので片頭痛は人生最大の     痛さでした。片頭痛の原因は酸素分圧にあり。

UV-5RAは1台1500~3000円くらいです。防水ではありません。

UV-9R plus 少し高く4~6000円くらい。一応IP67坊水ですが、電池ケースにゴムのパッキンはありません。

較正の方法及び国家標準に対するトレーサビリティが
担保されていることの証は、このUSB測定器にはありません。

 

このままでは普通の方には免許の申請さえできません。

JARDにレンタルの測定器があり、スペアナも当然あります。

2時間2200円(税込み),私は上記以外の3台持ち込み測定しました。3台中2台は145㎒のベースとなる周波数が72.5㎒であったため、1次、2次、3次高調波が出てしまい、NGになってしまいました。UV-5RAは、ローパスフィルターとバンドパスフィルターを用意し測定した所、合格しました。スプリアス規格を合格するには本体だけでなく、BPFや LPFを用意する必要があります。このUSB測定器にてあらかじめ測って、これらフィルタが作用して合格線にあるか測定する目安となります。フィルタ類はデータシートにて除去する不要発射を十分除去できるか判断する必要があります。

安い無線機ですので、壊れてもそう惜しくありません。ただし、免許の開設にあたり申請事項が相当厄介です。

トライしてみますか?