八ツ峰マイナーピーク東面スラブ(その2)2019秋

2日目:暗闇の中出発する。どうやら一番手のようだ。

真っ暗な中のガレたルンゼはいやらしい。無事取付きへ。急いで昨日のfixをたどる。(写真:暗闇の中fixを滝上までトラバースしてくるken)

ザイルを回収し、しばらく登ると再び滝が!高巻き点を探すが真っ暗でなかなかこれだというのが見つからない。野生の勘で横のブッシュを突破してみる。どうやら勘が当たったようで高巻き成功!

ぐんぐん高度を上げる。真っ暗な中での行動はやはり時間が思ったよりも掛かってしまうがちょうど明るくなる頃に目的の大スラブ1ピッチ目の取付きに到着することができた。休憩がてらゆるりと支度する。

スタート!1ピッチ目はお互いフリーで行く。

2ピッチ目からザイルを付け俺がリードで取り付く

kenを迎え2ピッチ目終了。ここからフリーとコンテでしばらく登る。快適なスラブで楽しい。

そろそろ核心部、核心をkenリードで取り付く。ピンが少ない逆層スラブが手強さそう。kenも慎重に進む。

核心部が終わり、スタカットのまま残りを片付ける。肩に出てマイナースラブ終了。ここからマイナーピークまではブッシュを突き進む。念のためザイルをつけたまま進む。

マイナーピーク到着!

kenを迎える

ルート自体は2時程で終了。時間もまだ8時半前である。

下降を考える。下には後続パーティーもいるので同ルート下降はやめ、1・2峰を下降することに。

1峰ピークまでなかなか遠い

時間もまだ早く余裕気が楽になったと思ったのもここまで。ここからが地獄、結果言うと1峰まで役4時間近く掛かってしまった。ブッシュや灌木が身動きできないくらい密集し、トレースも途中でパッタリと消える。トレースを見つけても交差する木の下。木登りもザックが引っ掛かり、木登り懸垂で腕力消耗、暑さで体力消耗。いや〜疲れました。

やっとのことで1・2峰間へ到着、あとは下降を残すのみ。残る心配は雪渓である。

クライムダウンでどんどん下がる。

やっとこさ雪渓が見えてきた。

雪渓も無事通過、なんとか残業無しに戻ることができた。

 

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