宝剣岳滑川F沢アイス 2019/12

2019/12/14〜15

中央アルプス宝剣岳F沢アイスへ行ったきました。

初日はサギダル尾根を登って宝剣山荘まで行く予定でしたが…身支度済ませ外に出ると…

強風にガスも下りてきた。

神社でお詣りしてさてどうするかと躊躇してた時、ブワッーと突風が!この一発が決め手。さっそく小屋を目指すことに

今回メンバーは、NじーことN島くん、クライマー界事情通のK田嬢、新人のジムトレ好きなW部嬢、他会で当会N口氏の奥様のR嬢(M戸G人倶楽部所属)の男子2名、女子3名の計5人。ベースは天候など安全を期して小屋泊にした。

小屋へと向かってすぐに新人W部嬢が軽い高山病なのか調子が悪そうである。彼女の荷物を皆で分け、私は自分のザックに彼女のザックをくくり付け、ゆっくりと上がる。

あっという間に小屋に到着。

W部嬢も少し体調回復。明日の準備を済ませたら、さっそく早めの宴会スタート。

小屋泊りはどうやら我々だけのようで貸し切り状態である。外はますます風が強くなり、いよいよ吹雪いてきた。

小屋番さんのちょうどいい対応と作る食事が素晴らしく、外の吹雪とは別世界な居心地良く快適な空間を堪能させていただきました。

明日は今回のメインイベントのF沢アイス、明方まで強風が予想されたのとメンバーの実力体力も考えて予定より少し遅め、明るくなる少し前に出発することにした。

2日目の朝、風もだいぶおさまり今日は天気も良さそうだ。小屋の豪華な朝食を済ませ荷物をデポしていよいよスタート。

先ずはA沢のアプローチである。昨日の吹雪で沢内にも吹き溜まりが多い。軽い雪がかぶるモナカ氷の踏み抜きに注意しながら歩く。どうやら先行がいるようでヘッ電の明かりが下に見える。

この後順調に出合に到着したのだが…

色々あって別の沢を2pほど登ってしまってのである

このおまけ沢を左右のラインに分かれて登る

50Mフルに伸ばしスクリュービレイ

フォローを迎える(写真:フォロー中のK田嬢)

2p登ったところで懸垂で取付きまで戻る。ここからまたF沢出合まで登り返し、先に到着したNじーが先にスタート、私もリードで後を追う。

50Mフルで上まで届かずスクリュービレイ。フォローを引き上げる。

フォローが追いついたたこで安全な位置まで先に行かせる。合流したところでザイルを解く。

先に抜けた3人を先に行かせ後を追う。途中少し辛めの小滝をフリーで超え、フォローのk田嬢は念のためスリングでビレイ、この後しばらく河原歩き。

(写真:後を追うK田嬢)

最後の核心のチョックストーン滝が見えてきた

先行してるNジー、W部嬢、N奥様のNジーがリードでロープを伸ばす。

Nじーが抜けたところで私も追いつく。

(写真:フォローのN奥様と次を待つW部嬢)

Nじーは左側のベルグラを選んだようだ。見たところ右側のベルグラ気味の氷も登れそうなのでNじー組みのフォローが登ってるあいだに空いてる右側を登ることにする、K田嬢はまだだいぶ下なので追いつくまで先に突破しておこうとザイルを付け取り付く。スクリューを打ったところでK田嬢追いつきビレイしてもらう。見た目以上に安定した氷で先に登っているNじー組のフォローよりも先に抜けることができた。(前回は氷結甘くドライで抜けた)

ここを抜けるとあとは簡単なナメや雪のかぶったハイマツ帯をひたすら登る

W部嬢とK田嬢がだいぶ遅れている。ロープウェイ最終が気になる時間になってきた。

全員で宝剣岳頂上を越え小屋のデポ品回収してたら最終に間に合いそうにないのとだいぶお疲れの女性2人の安全を考え、女性の中で1人元気なN奥様R嬢にお姉様達2人のことを託し、ここで男女分かれることにした。

私とNじーで宝剣岳ピークを超えて宝剣山荘へデポ品を回収しに、女子チームは宝剣ピークへは向かわずに極楽平コースで千畳敷まで下山するルートへ行ってもらう。

ここで男子チームはピークに近い左のルンゼ状へ、女子は極楽平に近い右へとここで別れる。先行してたN奥様に女性チームを託してNじーと共に先を急ぐ。

女子のことを心配しつつ宝剣頂上手前で登ったところで極楽平の方に目をやると女子パーティーが上がってきたのが見えた。一安心。我々もピークへ到着

すぐ宝剣山荘へデポ回収へ向かう。全員のデポ品を回収してロープウェイ最終1時間前くらいには千畳敷駅へ到着。その後20分くらい遅れて女子パーティーも到着。

なかなか内容の濃い山行でした。お疲れ様でした。

次は極楽尾根でも登るかな。

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